-
退去時のトラブルを避けるために!2023-03-08
今はそれほど大きなトラブルに発展したという話は少なくなりましたが…
退去時の原状回復は色々ともめてしまうことが多いです。
明日は我が身
いつトラブルの当事者になるかわかりません
これから新生活を始める方はもちろん、今住んでいる賃貸物件から引っ越しをする方にも参考になれば幸いです。
・契約時の東京ルール(紛争防止条例に基づく説明書)や重要事項説明書の特約欄を確認する。
・国土交通省が制定している原状回復のガイドラインを確認する。
・入居時の現状チェック表を確認する。
・入居時の状態に出来るだけ戻す。
次から詳しく説明します
・契約時の東京ルール(紛争防止条例に基づく説明書)や重要事項説明書の特約欄を確認する。
当たり前のことと思われますが、契約時に書類の内容をチェックしたうえで契約締結をしてください。
東京都に所在する物件であれば紛争防止条例に基づく説明書という原状回復や建物設備の修繕に関する書類の説明があります。
神奈川県や千葉県・埼玉県にはこういった書類はありませんが、契約書や重要事項説明書に原状回復についての特約(敷金償却やクリーニング費用など)が記載されているのでよく確認してください。
もしわからない箇所があれば、署名・捺印の前に必ず質問をして、疑問点を解消したうえで契約の締結をしたいですね
・国土交通省が制定している原状回復のガイドラインを確認する。
もちろん現状回復費用は多かれ少なかれ必ずかかるものです。
その金額の妥当性をガイドラインで確認をしてください。
このガイドラインには借主負担となる個所と貸主負担となる個所が細かく説明があります。
色々実例に沿った説明もあるので、困ったらこの書類を確認するのもいいですね
・入居時の現状チェック表を確認する。
入居をした際に初めからあった傷や汚れを記載する書類を管理会社からもらうことがあります。
必ずこの書面は記載して、自分の控えをコピーして手元に置いてください。
あわせて傷等があった場合はその個所の写真を撮り、なおかつ管理会社と共有すればより強力な証拠になります。
もしそういった書類がもらえなかった場合は、書式は何でも良いので自分で作成して管理会社へ送ってください(できれば送った履歴が残るもので)。
口頭ではなく書面で残すことが大切です
・入居時の状態に出来るだけ戻す。
長く住んでいるとこの設備はもとからあったものなのか、それとも自分で設置したのかわからなくなってしまうことがあります…。
設備については契約書に記載があることが多いですが、誤って設備品を処分してしまうと元通りにする為に費用を請求されてしまいます。
逆に自分で設置したのにもかかわらず残したままにすると、残置物の撤去費用を請求されてしまいます…。
これはどちらなのかを確認したうえで引っ越しをしてください。
そのうえで入居時の状態を記録しておくうえで写真などが有効です。
原状回復の設備でもっていってしまいがちな設備
*エルボ(洗濯機の排水ホースと防水パンを接続する部品)
*照明(ファミリータイプなど部屋数が多いとわかなくなってしまいます)
*宅配ボックスのカード(鍵と一緒に返却しますが複数枚あると忘れてしまいます。)
逆に残してしまうと費用を請求されてしまうことになる設備は、
*インターネットの配線(後付けしたものは撤去しましょう)
*温水洗浄便座
*エアコン
*ガスコンロ
これらの設備は後に入居する方へのプレゼントの気持ちで置いていく方もいらっしゃいますが、
必ず管理会社・大家さんへ確認をしたうえで残すかどうか判断してください。
自己判断で残した場合は、高確率で処分費用を請求されてしまいますので気を付けてください
また引っ越しをしたときは軽くでも掃き掃除などをしていると心証が変わります。
私も退去立会を何度かしてきましたが、ほこりが取り除かれたり水回りの垢などが拭かれていたりするとチェックの目がやさしくなります。
逆にそのままの場合は、あれこれ指摘して厳しい目になってしまいます。
不動産屋も人なので見た目の印象で変わってくるかもしれません
立つ鳥跡を濁さず
まさにお引越しの際にふさわしい言葉かもしれません。
最後だからこそスマートに終わりたいですよね。
皆さんも気を付けてお引越しください
大井町の賃貸のことならザ・リーヴ阪急大井町店にお任せください!
ページ作成日 2023-03-08